暗証番号式の鍵は防犯上強い?弱い?

暗証番号式の鍵は防犯上強い?弱い?

暗証番号式の鍵は防犯上強い?弱い? 暗証番号式の鍵の防犯力ですが、既存のタイプに比べて高いです。桁数が多ければ多い程、セキュリティ対策の効果はアップします。四桁の物がメジャーですが、それ六桁や八桁の製品もしっかりと販売されており、答えを知る持ち主にしか解錠させられません。
ただ暗証番号式の鍵はセキュリティ対策にならない、といった声が世間でよく聞かれるのも事実です。この誤解が生まれている原因ですが、鍵自体のセキュリティ力が弱いというよりもユーザーが正しく利用していないため、結果的に第三者に開けられてしまっています。
せっかく取り付けてロックをかけても、いわゆる第三者でも推測しやすい番号だと簡単に開錠されます。例えば誕生日や部屋番号、携帯電話の電話番号や郵便番号等、これらの数字をロックに使うと、他人でも容易に推理する事ができ、鍵の能力とは別に誤った使い方をしたため、防犯力が弱くなってしまうのです。ロックをかける際は本当に自分しか知り得ない数字を設定しなければなりません。

防犯のためには暗証番号と鍵の管理を

防犯のためには暗証番号と鍵の管理を 防犯対策として重要なポイントの1つが暗証番号の管理です。暗証番号を利用している鍵は少なくありませんが、その多くが4桁から6桁で、4桁の場合であれば理論上は10,000通りの番号の組み合わせを入力するとどれかがヒットするということになります。10,000分の1の確率を高いと考えるか低いと考えるかは人それぞれですが、常に高いセキュリティが求められる場所においてはかなり脆弱であるものと見て良いでしょう。
事業所の金庫の鍵など、複数人が共用する場合においては情報の漏洩も心配となります。万が一の場合に備え、定期的に鍵の交換を実施することが重要な防犯対策となります。
鍵のタイプには様々なものがありますが、シリンダーの内部構造が複雑なディンプルキーへの交換がおすすめです。一般的なピンタンブラー錠と異なり、ピンの本数が大幅に増えていますのでピッキングしにくいという特徴があります。パスワード入力式と併用することでより安全になります。